着物買取でよくあるトラブルを避けるために、心得ておきたいこと

着物のような特殊な品物を買い取ってもらう際、その査定額と予想額(利用者の)と間に大きなギャップが生じることがあります。着物買取でよくあるトラブルの一つであり、これを避けるためには、ちょっとした心構えが必要になってきます。

査定額が低すぎる?

いろいろと準備をして、いざお店に持ち込んで、買取の申し込みをし、査定の結果を待っている間・・。変な緊張感があって、その一方で、一体いくらになるんだろうという期待感もあります。そんな複雑な心境の中、いざ査定結果が通知されると・・。思っていた以上に低い。なんて経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。着物に限らず、買取をしてもらう際にはこういったシーンに遭遇することはよくあることです。

査定額が低いと、どうしても買いたたかれている、といったような気持ちになってしまいますが、相手はその道のプロであり、あまりにも相場からかけ離れた査定を出していると、お店の評判にも直結します。ですので、下手なことはできません。まずはこの点を把握しておく必要があります。

自分なりの許容範囲を設定しておく

さっきも言いましたが、査定の結果を待っている間って、変な緊張感があって、妙にソワソワしてしまうものです。そのような心境の中、予想を大きく下回る査定額を提示されれば、もしかすると、その場の雰囲気に流されて、買取に承諾してしまうかもしれません。で、自宅に帰ってから、やっぱり売らなきゃよかった、みたいな後悔の念がふつふつと沸き起こってきたり。

そうならないためにも、事前に自分なりの許容範囲をしっかりと定めておく必要があります。とくに、下限を定めておきましょう。絶対に譲れないラインですね。そうすれば、買取をキャンセルするか、もしくはもう少し交渉してみるかを、速やかに決定することができるはずです。

お店によって査定額は変わってくる

利用者としては少し複雑ですが、実際のところお店ごとに査定額は変わってきますし、場合によっては同じお店でもスタッフごとに、違った査定額が提示されることもあります。これは人間が査定している以上、どうしても生じてしまうものであり、これをすぐさま、ぼったくり、と解釈してしまうのは少し早計です。例えば、スポーツの世界でも、ある審判はファールと判定するのに、別のある審判はファールと判定しない、みたいな感じです。

重要なのは、やはり自分なりの許容範囲を設定しておくことです。これが、着物買取を実践する上での、基本的な行動指針となるのは明白です。